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予防接種・健診

このページの目次

NEWS

2025/9/30

【定期予防接種について】

当院での定期予防接種の実施は、10月14日(火)より開始いたします。
ご予約は10月1日(火)から受付開始となります。
皆さまにはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

【ワクチンの予約制限について】

  • ワクチン製剤の出荷調整により、おたふくかぜワクチンの予約は一時見合わせとなります。
  • MRワクチンは1歳を迎えたお子さまのみ対象とさせていただきます。

【インフルエンザ予防接種について】

  • 10月7日(火)より開始いたします。

ご不明な点がございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。

2025/9/1

【インフルエンザ予防接種のご案内】

当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
啓明こどもクリニックでは、10月7日(開院日)よりインフルエンザ予防接種を開始いたします。
本年度は開院のご挨拶も兼ね、以下の価格でご提供いたします。

【注射】従来からある、皮下注射による不活化ワクチンです。
■13歳未満:1回 2,800円
(原則2回接種を推奨しております。2回分をまとめてご予約いただくことをおすすめいたします)
■13歳以上:1回 3,000円
(通常は1回接種を推奨しております)
■保護者の方:お子さまの接種に同伴される保護者様は、1名に限り接種を承ります(1回 3,000円)

【点鼻】2023年に承認された、鼻腔内に噴霧する生ワクチンです
■2歳~19歳未満:1回 8,000円 (1回接種です。1回接種で1シーズン効果が保たれます)

インフルエンザワクチン

  • インフルエンザワクチンについて

    啓明こどもクリニックでは、開院日(10月7日)よりインフルエンザワクチンの接種を開始いたします。
    毎年「なぜ毎年打つ必要があるの?」「打ったのにかかった…」といったご質問をいただきますので、効果や限界について簡単にご説明します。

    ワクチンの種類と特徴

    皮下注射(不活化ワクチン)

    • 国内で一般的に使用されているワクチンです。
    • 持続期間はおよそ3か月。流行株の予測が外れたり、ウイルスの変異によって効果が低下することがあります。
    • 発症予防効果はA型で約50%、B型で約30〜40%と報告されています。
    • 重症化や合併症予防には有効性が証明されています。

    経鼻噴霧ワクチン(生ワクチン : フルミスト®)

    • 昨年度から国内で接種可能となりました。
    • 鼻や喉の粘膜に働きかけ、自然感染に近い免疫が得られると期待されています。
    • 注射ではなくスプレーで鼻腔内に噴霧するため、「痛くない」という点が、お子さまにとって大きなメリットです。
    • 2歳〜19歳未満が対象で、1回接種で1シーズンの効果が見込めます。
    • 接種後に鼻水・咳などの軽い症状、また発熱がみられる場合があります。
    • 卵・ゼラチンで重いアレルギー反応を起こした方、重度の喘息がある方は接種できません。

    👉 現在の研究報告では、注射型(不活化ワクチン)と経鼻型(生ワクチン)の有効性は小児において同等と考えられています。

    *低年齢のお子さまへの効果

    • 1歳未満では抗体反応が弱く、効果は限定的です。
    • ただし、接種により免疫記憶ができ、翌年以降の接種効果が高まると報告されています。
    • このため、1歳未満のお子さまは、ご本人だけでなく同居家族の接種による周囲からの感染予防が大切です。

    *接種時期について

    • 皮下注射ワクチンの効果持続期間はおよそ3か月と考えられています。
    • そのため「流行期のピークに合わせる」ことが大切ですが、同時に「それぞれが予防したい時期」に合わせて接種を考えることも重要です。
    • 例)受験生 → 試験シーズンに備えて接種
      ご家族 → 高齢者や乳幼児と同居する場合は家庭内流行を防ぐために接種
    • ご自身やご家族のライフイベント・体調を考慮し、最適な時期をご検討ください。
  • 当院での接種について

    接種開始日

    10月7日(開院日)より

    接種間隔について

    • 不活化ワクチン(皮下注射):
      ー13歳未満は原則2回接種(1回目から3〜4週間あけるのが望ましい)
      ー13歳以上は通常1回接種を推奨しています。
    • 生ワクチン(経鼻噴霧):
      ー2歳〜19歳未満が対象で、1回接種で1シーズンの効果が期待できます。

    費用

    • 不活化ワクチン(皮下注射)
      ー13歳未満 : 1回 2,800円(2回分の予約を推奨)
      ー13歳以上 : 1回 3,000円(通常1回接種)
      ー保護者の方:お子さまに同伴される場合、1名に限り接種可(1回 3,000円)
    • 生ワクチン(経鼻噴霧):1回 8,000円(2歳〜19歳未満対象)

    最後に

    インフルエンザワクチンは「かからないため」だけでなく、「かかっても重症化を防ぐ」ために大切です。
    接種時期やワクチンの種類で迷われる場合は、お子さまやご家族の状況を伺いながらご一緒に検討しますので、どうぞお気軽にご相談ください。

予防接種

  • 目的

    感染症の予防には、うがいや手洗い、マスクといった日常的な対策も大切ですが、最も安全で確実な方法がワクチン接種です。
    ワクチンで防げる病気のことをVPD(Vaccine Preventable Diseases : ワクチンで予防可能な病気)と呼びます。
    すべての感染症を防げるわけではありませんが、重症化を防ぐためにも予防接種はとても重要な役割を果たします。

    現在、日本で予防できる主なVPDは以下の疾患があります。※生ワクチンと不活化ワクチンの違いについては別途ご説明いたします。

  • <生ワクチン>

    • BCG(結核)
    • 麻疹
    • 風疹
    • おたふくかぜ(ムンプス)
    • ロタウイルス
    • ポリオ
    • 水ぼうそう
  • <不活化ワクチン>

    • 肺炎球菌
    • ヒブ(インフルエンザ桿菌)
    • ジフテリア
    • 百日咳
    • 破傷風
    • ポリオ
    • 日本脳炎
    • ヒトパピローマウイルス(HPV)
    • インフルエンザ
    • 新型コロナウイルス
    • A型肝炎

    など

  • ワクチンを接種する目的と役割は大きく4つあります。

    • ① 自分がかからないため
    • ② かかっても症状が軽くすむため
    • ③ まわりにうつさないため
    • ④ 感染症そのものをなくすため

    ①と②は「お子さま自身を守る目的」、③と④は「社会全体を守る目的」です。
    予防接種は、お子さまご本人だけでなく、兄弟姉妹、ご家族、友人、そしてお腹の赤ちゃんを守る大切な手段です。

  • ワクチン接種と家庭生活への効果

    お子さまがVPDにかかると、通院や入院が必要になり、保育園・学校を長期間お休みしなければならないことがあります。
    その結果、ご家族の生活やお仕事にも大きな影響が及びます。
    また、妊娠中の女性が感染すると胎児に重大な影響を及ぼすことがあり、過去には風疹による「先天性風疹症候群」、水痘(水ぼうそう)による「先天性水痘症候群」など、重篤な病気につながった例もあります。
    ワクチンはこうしたリスクからお子さまだけでなく、ご家族や社会全体を守る役割を担っています。

    ご不安のある方へ

    予防接種について「副反応が心配」「スケジュールが複雑で分からない」と感じる保護者の方も少なくありません。
    ワクチンは健康な人に接種するため、他のお薬以上に高い安全性が求められています。
    ただし、免疫のしくみを利用して効果を発揮するため、副反応がまったくないワクチンを作ることは現在の技術では難しいのが実情です。
    だからこそ、必要な情報を丁寧にお伝えし、安心して接種に臨んでいただけるよう、私たちも一緒に考えてまいります。

  • 当院での予防接種

    当院では下記予防接種を行っています。
    WEB予約やLINE予約の画面から、お子さまの月齢・年齢に応じて接種可能なワクチンを確認いただけます。
    また、定期接種については、他院での接種された分も含めて記録を正確に残すことがとても大切です。
    接種日の入力にご協力いただくことで、打ち間違いや接種間隔の不備を防ぎ、安全に予防接種を進められます。
    接種スケジュールは「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2025年5月改訂版)」に準じています。詳細は以下のリンクよりご確認ください。

    <当院で扱うワクチン>

    • ヒブ(インフルエンザ桿菌)
    • 5種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)
    • ロタウイルス
    • 小児用肺炎球菌
    • B型肝炎
    • ポリオ
    • MR(麻しん風しん混合)
    • 水痘(みずぼうそう)
    • おたふく
    • 日本脳炎
    • 2種混合(ジフテリア・破傷風)
    • 子宮頸がんワクチン
    • 3種混合

    当院での接種推奨時期(目安)

    月齢・年齢 接種内容
    2カ月 5種混合①(当院ではゴービックを採用)・肺炎球菌①(当院ではプレベナーを採用)、B型肝炎①、ロタウイルス①(ロタリックスを推奨/ロタテックも採用)
    3カ月 5種混合②、肺炎球菌②、B型肝炎②、ロタウイルス②
    4カ月 5種混合③、肺炎球菌③、(ロタウイルス③:ロタテックを選択した場合)
    5-6カ月 BCG(札幌市では各保健センターにて実施します。日本は先進国の中でも結核感染者が多く、油断できない感染症です)
    7カ月 B型肝炎③
    12-15カ月 麻疹・風疹①、水痘①、おたふくかぜ①(任意)、肺炎球菌④、5種混合④
    (2回に分ける場合は、麻疹・風疹、水痘、おたふくを優先することを推奨)
    18カ月以降(2歳になるまで) 水痘②(①から半年以上あけて接種)
    3歳 日本脳炎①・②(1か月ほど間隔をあけて)
    4歳 日本脳炎③(②から1年ほどあけて)
    6歳(就学前までに) 麻疹・風疹②、おたふくかぜ②(任意)、3種混合(任意:特に百日咳の免疫低下改善目的)、ポリオ(任意:抗体価維持のため)
    9歳 日本脳炎④(13歳までに接種完了を推奨)
    11歳 二種混合①(小学生の間の接種を推奨)
    中学校入学後 ヒトパピローマウイルス①(9価ワクチンのシルガードを採用)、ヒトパピローマウイルス②(①から6-12カ月あけて接種)
  • 自費料金表

    下記は任意接種など定期接種以外の価格です

    ワクチン名 料金(円)
    ヒブ(インフルエンザ桿菌)7,500
    5種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)17,600
    3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)4,400
    2種混合(ジフテリア・破傷風)3,300
    小児用肺炎球菌10,500
    ロタリックス13,000
    ロタテック8,500
    B型肝炎5,500
    MR (麻しん風しん混合)8,000
    麻しん8,000
    水痘 (みずぼうそう)7,500
    日本脳炎6,000
    不活化ポリオ8,000
    おたふく5,500 (札幌市助成対象は2,500)
    子宮頸がんワクチン (シルガード9 :9価)25,000
    A型肝炎3,600
  • 予防接種に関する注意点・接種可否の判断について:

    ワクチン製剤の確保のために、前日13時半までのご予約をお願いします (子宮頸がんワクチンとDPTワクチンは3日前までのご予約としています)
    接種時期や同時に接種できる内容などについてご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

    発熱・感冒症状がある場合

    自宅で体温を測定し、37.5℃以上かつ感冒症状がある場合は接種を見合わせることを推奨しています。37.5℃以上の場合は、当院までご連絡ください。
    37.5℃未満で感冒症状のない場合、当院では体温測定を行っておりません。体温を測定された方は、どうぞ忘れずにご記入ください。
    自宅で測定が難しい場合は、当院で体温を測定します。37.5℃以上で感冒症状などない場合は、涼しい場所で少し休ませた後に再測定し、接種可否を判断します。
    安全性を確保するため、接種を見合わせる場合もございますので、ご了承ください。

    同時接種について

    当院では、日本小児科学会の提唱に基づき、同時接種を推奨しています。

    メリット:

    • 各ワクチンの接種率が向上します
    • お子さまをより早期に感染症から守ることができます
    • 保護者の時間的・経済的な負担が軽減されます

    現在わかっていること

    • 複数のワクチンを同時に接種しても、有効性は低下しません
    • 複数のワクチンを同時に接種しても、副反応が増えることはありません
    • 接種本数に原則制限はなく、局所反応が重ならないように部位を分けて接種します
  • 主な特徴と副反応

    不活化ワクチン

    • 菌やウイルス(病原体)を無毒化・不活化して作られます。
    • 生体内で増殖することはなく、液性免疫を獲得できます。
    • 妊婦にも接種が可能です。
    • 一方で、免疫をつけるためには複数回の接種が必要となり、長期間免疫を保つには追加接種(10年ごと程度)が必要と考えられています。
      (例:2025年には百日咳が学童期に流行し、追加接種の重要性が示唆されました)

    生ワクチン

    • 病原体を弱毒化して作られ、液性免疫と細胞性免疫の両方を獲得できます。
      →自然感染に近い免疫が得られます。
    • 接種後1~2週間後に、発熱や発疹、感冒症状などが一時的にみられることがあります。
    • 免疫不全のお子さまや妊婦には接種ができません。
    • 一度の接種で長期間に免疫が保たれると考えられていますが、病原体によっては間隔をあけて複数回の接種が必要です。

    接種後の発熱

    • ワクチン接種後に赤ちゃんが発熱することがあります。厚生労働省の全国調査によると、初回の定期接種後に発熱した割合は約13%、添付文書でも38度以上の発熱は10%と記載されています。
    • 発熱は多くの場合、接種から5~6時間後から1日以内にみられ、半日ほどで自然に下がることがほとんどです。
    • 特に生後3カ月未満のお子さまは体の機能がまだ未熟なため、発熱に対しては慎重な対応が必要とされています。ただし次のような場合は、ご家庭で様子をみていただいても大丈夫なことが多いです。
      ー熱があっても機嫌が良い場合
      ー母乳やミルクが飲めている
      ー顔色や表情が普段通りで良い
    • ご心配なときやご不安が強い場合には、当院の診療時間外であれば夜間・救急の医療機関や #7000(小児救急電話相談)へご相談ください。

    参考文献

    やっぱり受けよう!予防接種 、VPDを知って子どもを守ろうの会
    (Know VPD! - ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る)
    日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2025年5月改訂版)

診療案内

病院案内


病院名
啓明こどもクリニック
住所
札幌市中央区南11条西22丁目2番2号 メディカルテラス啓明2F
TEL
011-562-8341
FAX
011-562-2216
休診日
水曜日午後・日曜・祝日
診療時間
8:45~17:30(休憩:12:30~13:30)
アクセス
■駐車場: 当ビル1階 15台分 (来院者無料、タイムズ管理)
■駐輪場: あり
■JRバス:
「南11条西22丁目」 停留所下車 徒歩1分(80m)
「啓明バスターミナル」 停留所下車 徒歩7分(500m)
「南8条西25丁目」 停留所下車 徒歩8分(550m)
■札幌市電:
「西線11条」 停留所下車 徒歩13分(950m) 
WEB予約
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